小坂れんこんの収穫時期と生育状況

 8月中旬〜翌年5月末頃

4月上旬頃〜 地表に芽が出る(地表にはう葉になる)  
5月〜6月上旬 2005.5.24

2005.5.28

地下数cmのところで芽が伸びて分決を繰り返し
芽が増殖し、分決したところから根が生え、地表
には枝葉が伸びる

 
6〜7月上旬 2005.6.8

2005.7.7

地上の葉はどんどん大きな葉を開かせ、枝も背丈が
延びる
7月上旬頃から蓮の花を咲かせ始める

 
7月中旬〜8月中旬 2005.7.15

地下数cmのところで分決しならが伸びていた芽は
いよいよれんこんになる為に地下40〜50cmに
向かってもぐりながら節を作り、4〜5節の主れんこ
んが出来る
細い芽は重い締まったどろを跳ね除けながら太る

 
8月下旬〜10月上旬 8月下旬

主れんこんは太りながら、節に出来た枝れんこんも
節をつくりつつ成長し太る

 
〜10月末 10月上旬

地表に生い茂った蓮の葉はほとんどが枯れてしまう
圃場からは水を抜いて、仮払い機でかれた枝葉を
刈り払う

 
〜翌年4月 地下に眠って収穫を待っています  

収穫は8月中旬前後から新年度産のれんこんの掘り取りが始まります。

蓮の葉が枯れるまでは光合成を行って、地下茎のれんこんは成長して
います。

成長が終わるのは葉が枯れた時点でしょう。
一般に果物の果実は熟した時が旬(しゅん)の時期で最も美味しいと
思いますが、この意味ではれんこんも成長が終わった時点が旬といえ
なくもありません。
しかし、れんこんの食べる部分は地下茎の肥大化したものなので、掘り
取って食べなくても、地下にそのままにしておけば、生きたまま眠ってい
ます。翌年の4月上旬頃にはその地下茎の芽が地表に現れるのです。

地下茎はずっと生きているので、収穫時期は8月中頃から翌年の5月末
頃まで可能となるのです。
りんごや梨や桃、みかんなどの果実は熟して落ちてしまう前に全部収穫
しなければなりません。大根や白菜、ナス、トマトなども生長時点で収穫
してしまう必要があります。放っておけば腐って食べられなくなります。
この点がれんこんと他の野菜や果物とは異なる大きな相違点です。

 

小坂れんこん保存会 公式ホームページ
http://www.kosakarenkon.com