小坂れんこんは春菊に次いでポリフェノールを多く含んだ健康野菜です。

　ポリフェノールは比較的最近発見され、赤ワインでとても有名になりました。
ポリフェノールは人体の細胞をサビさせる活性酸素を除去する抗酸化力を持
っています。

ポリフェノールとは、光合成によって出来た植物の色素や苦味成分です。
呼吸によって体内に摂り入れた酸素のうち、約２％は「活性酸素」となります。
この活性酸素が細胞を酸化させると、細胞を老化させたりガン化させたりします。

活性酸素を除去するのがポリフェノールという訳ですが、一時的に沢山摂取して
も抗酸化作用は２〜３時間しか持続しません。

ポリフェノールを食物から摂取することがとても大事なことなのです。赤ワイン
から摂るとアルコールも一緒となり、毎食赤ワインを飲むのも難しいですが、れ
んこんならば毎食摂ることができます。

ポリフェノールを多く含んだ食べものとしては含有量の多い順に

れんこんの栄養素（１００ｇ当たり）

れんこんはビタミンＣが豊富です。ビタミンＣは本来熱に弱いものですが、れんこんは
澱粉が主体のため加熱してもビタミンＣが壊れにくいのです。
　ビタミンＣは、風邪を予防し、美肌効果があります。体内では作られない栄養素なので
食べ物から摂取しなければなりません。

　　小坂れんこんはタンニンというアクの成分を多く含んでいる為、切口を放っておくと
黒くなってきます。タンニンは炎症を抑える消炎効果や止血作用があります。

　れんこんをすりおろして絞り汁を綿棒に付けて鼻粘膜に塗ると花粉症の緩和に即効性
があります。テレビなどでも紹介されていますので花粉症の方はお試し下さい。